同じ正義で、歩幅を合わせて長針が約20度、あなたの世界より幾分か進む。やがてそれは当たり前の景色となり……「30分か、ってことは20分だから、まだ大丈夫だな。まだ出なくていいか」って、誰だってなるわけです。もちろんすぐに調節するに越したことはないけれど、例えば私が簡単に手に取りづらい、頭上からあなたを見つめる存在だったら?本当にすぐメンテナンスしてくれると約束できますか?あなたはものぐさではないことを私は知っている。しかし忙しいでしょう?だからそれよりあなたの適応能力が、このひずみを受け入れる方が早いように、私には感じられる。それでもやっぱり、私が叫ぶ世界の在り方が変になっちゃったなら、もちろん早く直してほしいよ。ズレたことを当たり前として、そのまま接してなんてほしくない。そのくせ私が長持ちするからって、手放してはくれないなんて、残酷だ。向き合ってよ、その10分の狭間に取り残された、可哀想な私をちゃんと見てよ!だからお願い、《あなたの手で》ネジを巻いて、それから次の対話を始めましょう。◆近況報告お久しぶりです。絵について。近頃はあまり絵を描いていません。かといって別にネガティブな理由があるわけでもなく、単純に描く理由を見出せずに時間が経過しています。描いたとしても、表の場で発表するモチベーションもないので、自分のローカルに存在していればそれでいいかと思ってしまいます。またここに絵を上げられる日を待っていてもらえたら嬉しいです。反対に、「見せる」ことを意識しない絵は描いていて、人体ドローイングの教本の模写を続けています。だってもう、いつまでも「描けない側」なのが悔しいんです。このまま死にたくないんです。加齢と体調不良により死がすぐそばにあることを意識し始めてから生まれた感情です。始まりはうごメモで、正直メモを出してもランキングに載らないことの方がずっと多かったです。中学時代は美術部にて井の中の蛙をやっていたので割愛。高校時代は市芸を受験する同期がいて、その人はやっぱりレベチで上手かったです。合否を知る程の仲ではありませんでしたが(というかまあ、現役で受かっていたら学校側が騒ぐだろうから、その年は落ちてしまった気はするものの)密かに尊敬していました。一番仲が良かったと思っている大学の同期も、現在は本業として絵を描いていて、私は学生時代いつもその子の隣で絵を見せてもらっていたのに、今ではお仕事だもんなあって。観客として、すごいすごいと周囲を見上げながら、私は自分の表現も見つけられず、何かを形にする技術も持ちませんでした。でもいつまでもそのままでいるなんてダサい!し、何より言い訳がましくて湿っぽい。だから今ならでも描けるようになろうって考えて、初学者向けの教本や動画に立ち返って1から勉強を始めています。最近得た感覚として、「私は何も描けない」ということ。いやいや描けてるじゃん待ちではなく、調べないと描けない。もっと理解しないと描けない。そんな簡単なことに描けば描くほど気付かされる。だから調べて描いてまた調べて、共通点を見つけて、自分の中で体系化して、やり方を覚えていく。上手くなればなるほど何もわからなくなる。教本の使い方。個人的に、模写して知った人体の構造を自作イラストにすぐ昇華させて習った単元のおさらいをすると短時間で画力が上がるのでいいです。なかなか頭を使う作業ですね、皆こんなことやってたのか。まあそれはそうと私は今仕事で子どもにイラストを教えながらイラスト初学者向けの教材も作っているので、不思議な話なんですけどね。どういう立場なんだよ。オチとかないです、強いて言うなら私の絵が今後上手くなっていけば、それがこの文章に対するアンサーです。応援してもらえたら嬉しいです。「上手くなったね」の言葉でどれだけでも頑張れるので、機会があれば、そして本心でそう思ってくれたなら、よければ伝えてください。絵が上手くなったら、いつかこれが答えだ!って感じの日波さんが描けるのかな?楽しみだ! 2025.5.27(Tue) 21:17:45 日記 edit
長針が約20度、あなたの世界より幾分か進む。やがてそれは当たり前の景色となり……「30分か、ってことは20分だから、まだ大丈夫だな。まだ出なくていいか」って、誰だってなるわけです。
もちろんすぐに調節するに越したことはないけれど、例えば私が簡単に手に取りづらい、頭上からあなたを見つめる存在だったら?本当にすぐメンテナンスしてくれると約束できますか?あなたはものぐさではないことを私は知っている。しかし忙しいでしょう?だからそれよりあなたの適応能力が、このひずみを受け入れる方が早いように、私には感じられる。
それでもやっぱり、私が叫ぶ世界の在り方が変になっちゃったなら、もちろん早く直してほしいよ。ズレたことを当たり前として、そのまま接してなんてほしくない。そのくせ私が長持ちするからって、手放してはくれないなんて、残酷だ。向き合ってよ、その10分の狭間に取り残された、可哀想な私をちゃんと見てよ!だからお願い、《あなたの手で》ネジを巻いて、それから次の対話を始めましょう。
◆
近況報告
お久しぶりです。絵について。近頃はあまり絵を描いていません。かといって別にネガティブな理由があるわけでもなく、単純に描く理由を見出せずに時間が経過しています。描いたとしても、表の場で発表するモチベーションもないので、自分のローカルに存在していればそれでいいかと思ってしまいます。またここに絵を上げられる日を待っていてもらえたら嬉しいです。
反対に、「見せる」ことを意識しない絵は描いていて、人体ドローイングの教本の模写を続けています。
だってもう、いつまでも「描けない側」なのが悔しいんです。このまま死にたくないんです。加齢と体調不良により死がすぐそばにあることを意識し始めてから生まれた感情です。
始まりはうごメモで、正直メモを出してもランキングに載らないことの方がずっと多かったです。中学時代は美術部にて井の中の蛙をやっていたので割愛。高校時代は市芸を受験する同期がいて、その人はやっぱりレベチで上手かったです。合否を知る程の仲ではありませんでしたが(というかまあ、現役で受かっていたら学校側が騒ぐだろうから、その年は落ちてしまった気はするものの)密かに尊敬していました。一番仲が良かったと思っている大学の同期も、現在は本業として絵を描いていて、私は学生時代いつもその子の隣で絵を見せてもらっていたのに、今ではお仕事だもんなあって。観客として、すごいすごいと周囲を見上げながら、私は自分の表現も見つけられず、何かを形にする技術も持ちませんでした。でもいつまでもそのままでいるなんてダサい!し、何より言い訳がましくて湿っぽい。
だから今ならでも描けるようになろうって考えて、初学者向けの教本や動画に立ち返って1から勉強を始めています。最近得た感覚として、「私は何も描けない」ということ。いやいや描けてるじゃん待ちではなく、調べないと描けない。もっと理解しないと描けない。そんな簡単なことに描けば描くほど気付かされる。だから調べて描いてまた調べて、共通点を見つけて、自分の中で体系化して、やり方を覚えていく。上手くなればなるほど何もわからなくなる。
教本の使い方。個人的に、模写して知った人体の構造を自作イラストにすぐ昇華させて習った単元のおさらいをすると短時間で画力が上がるのでいいです。なかなか頭を使う作業ですね、皆こんなことやってたのか。まあそれはそうと私は今仕事で子どもにイラストを教えながらイラスト初学者向けの教材も作っているので、不思議な話なんですけどね。どういう立場なんだよ。
オチとかないです、強いて言うなら私の絵が今後上手くなっていけば、それがこの文章に対するアンサーです。応援してもらえたら嬉しいです。「上手くなったね」の言葉でどれだけでも頑張れるので、機会があれば、そして本心でそう思ってくれたなら、よければ伝えてください。
絵が上手くなったら、いつかこれが答えだ!って感じの日波さんが描けるのかな?楽しみだ!