ウォークマンの着せ替えも緑だった!「あの頃」を肯定してくれるお友達があたしにはいないなあ。あの頃、というと、ある日突然立てなくなっちゃって、ドアを開けることがもうできなくて、でも定位置にすわればそこにはきらびやかで刺激的な世界。BPMも彩度も高くてたまらない!あの頃のペンタブはBambooだったなあ。ドライバのインストールにいつも苦戦するんだよね。新しい理想を真っ白なキャンバスに描き連ねながら、「我に返るスキマ」を埋めてゆく!病的で結構だ。そんな時に、隣に誰かがいてくれたらなあって、ずっと。あの頃はピンクの剃刀を握る手にも力が入らないくらいか弱くて、そんな弱さのおかげできっといろいろ踏みとどまれていたけど、やっぱり寂しかったんだ。夢創作を始めて1年。愛を込めてコンスタントに絵を描き続ける方法、はたまたキャラクターの思考に心を支配されすぎずに設定を練る方法など、安全に創作を楽しみ続けるための秘訣を模索してきたつもり。結果、「自分のためだけに人格を生み出して、自分を救う」ことに成功したと思う。そこでひとつ考えたのが、過去手に入らなかったものを、また新しい別の創作で埋めるというアイデア。じゃあ何が欲しい?そりゃもう決まってるよ、「あの頃」のあたしと青い春を併走してくれる、大事な大事なお友達でしょう。想像を膨らませてみる。気弱で内弁慶で、それでいて少し好戦的で、こだわりが強くて、なのに学校では人に合わせてばかりで、だから放課後、なんでも本音で打ち明けられるあたしとの毎日の逢瀬が何よりの楽しみ。あたしと趣味はほぼほぼおんなじ。ふたりとも昔のロックを聴いて、他にも電波ソングとボーカロイドを歌って、インターネットを巡って、フリーゲームの話で盛り上がって、絵を描くの。すてき!……そうやって1つ1つパーツを組みあわせて、そのうちに気付くのです。あたしは、あたしに足りないものを、全部あたしの中からのみ生み出して、それで本当にいいのかな?ずっとこのままなのかな?これって、孤独という傷を、もっと重たい孤独で無様に手当てしてはいないだろうか?確かに「これ」を進めれば、今この瞬間は救われるかもしれない。しかし外界に触れて正しく思想をチューニングしなければ、いつか内側の柔らかい部分が崩れて、それこそあたしの肩を支えてくれる人格自体が歪んでしまったらどうする?そんなことは望まない!助けて、ひとりになりたくないよ。もうあのころにもどりたくないから。だから泣き顔のあたしを背に、勇気を出してドアを開けよう。多分まだ、安易に「増やす」前にやるべき、自分の行動に付随する形の真っ当な自己肯定が残ってるから。たまには全部まとめて放り投げて、ペンを置くのもいいもんさ。それでもほんとに、ほんとに無理だった時は、温めてきたあたしの魔法で、あの日の空を思い出すことにしようね。溜まった返信を捌いてこよう。イラストは頑張って描いた日波さん。#ヒナミズ 2024.11.19(Tue) 22:04:46 日記,イラスト edit
「あの頃」を肯定してくれるお友達があたしにはいないなあ。あの頃、というと、ある日突然立てなくなっちゃって、ドアを開けることがもうできなくて、でも定位置にすわればそこにはきらびやかで刺激的な世界。BPMも彩度も高くてたまらない!あの頃のペンタブはBambooだったなあ。ドライバのインストールにいつも苦戦するんだよね。新しい理想を真っ白なキャンバスに描き連ねながら、「我に返るスキマ」を埋めてゆく!病的で結構だ。そんな時に、隣に誰かがいてくれたらなあって、ずっと。あの頃はピンクの剃刀を握る手にも力が入らないくらいか弱くて、そんな弱さのおかげできっといろいろ踏みとどまれていたけど、やっぱり寂しかったんだ。
夢創作を始めて1年。愛を込めてコンスタントに絵を描き続ける方法、はたまたキャラクターの思考に心を支配されすぎずに設定を練る方法など、安全に創作を楽しみ続けるための秘訣を模索してきたつもり。結果、「自分のためだけに人格を生み出して、自分を救う」ことに成功したと思う。そこでひとつ考えたのが、過去手に入らなかったものを、また新しい別の創作で埋めるというアイデア。じゃあ何が欲しい?そりゃもう決まってるよ、「あの頃」のあたしと青い春を併走してくれる、大事な大事なお友達でしょう。
想像を膨らませてみる。気弱で内弁慶で、それでいて少し好戦的で、こだわりが強くて、なのに学校では人に合わせてばかりで、だから放課後、なんでも本音で打ち明けられるあたしとの毎日の逢瀬が何よりの楽しみ。あたしと趣味はほぼほぼおんなじ。ふたりとも昔のロックを聴いて、他にも電波ソングとボーカロイドを歌って、インターネットを巡って、フリーゲームの話で盛り上がって、絵を描くの。すてき!
……そうやって1つ1つパーツを組みあわせて、そのうちに気付くのです。あたしは、あたしに足りないものを、全部あたしの中からのみ生み出して、それで本当にいいのかな?ずっとこのままなのかな?これって、孤独という傷を、もっと重たい孤独で無様に手当てしてはいないだろうか?確かに「これ」を進めれば、今この瞬間は救われるかもしれない。しかし外界に触れて正しく思想をチューニングしなければ、いつか内側の柔らかい部分が崩れて、それこそあたしの肩を支えてくれる人格自体が歪んでしまったらどうする?そんなことは望まない!助けて、ひとりになりたくないよ。もうあのころにもどりたくないから。
だから泣き顔のあたしを背に、勇気を出してドアを開けよう。多分まだ、安易に「増やす」前にやるべき、自分の行動に付随する形の真っ当な自己肯定が残ってるから。たまには全部まとめて放り投げて、ペンを置くのもいいもんさ。それでもほんとに、ほんとに無理だった時は、温めてきたあたしの魔法で、あの日の空を思い出すことにしようね。
溜まった返信を捌いてこよう。
イラストは頑張って描いた日波さん。
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